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さて、筑波宇宙センター見学ツアーレポート後半です
見学展示施設のメインである人工衛星のなかで一番知名度があるのは
気象衛星「ひまわり」ですね
打上げ | 昭和52年7月14日/アメリカ(ケネディ宇宙センター) |
運用期間 | 昭和53年4月6日~平成元年6月30日 |
設計寿命 | 3年 |
軌道 | 高度36,000キロ/傾斜角0度/周期24時間 静止軌道 |
形状 | 直径2.2m 高さ2.7m |
質量 | 315kg |
日本はおろか南極~北極のエリアを観測することができ
雲の動き・地表温度といったデータを30分ごとに地表に送ってきます
(確か30分ごとになったのは6号以降のはずですが)
ひまわり1号から5号までは基本設計が同じため見た目は殆ど変わりません
同じ設計の機体を使いつづけデータを蓄積させて
性能や構造の信頼性を高めるという考えがあるためですね
宇宙開発においては衛星・ロケットその他のパーツ一つでも
「不具合がでない・壊れない」ことが重要とされます
宇宙に送り出したら修理にはいけません
最新技術毎回詰め込んでやたら構造が複雑になり
デリケートすぎても困り者なわけです
技術・構造を過去の信頼できる物を流用するというのも必要なわけです
では実際にひまわりの構造見て行きましょう
・・・の前に一号さんには逆立ちしてもらいます
このほうがしっくりくるし
はい、まずこの青黒いい円柱部分は何かといいますと
人工衛星の生命線「太陽電池」です
機械が動くには電気が必要ですね、もちろん充電して地球から持っていったんじゃ
すぐ底を尽きますんで自前で発電できるように太陽電池がついています
近年の人工衛星は板やジャバラ状になった折りたたみ式の
太陽電池パネルをもっており発電量が向上しています
ではその下の黄色い部分、スコープみたいなの
「可視・赤外走査放射計(VISSR)」といいまして
ひまわりの『眼』カメラといえるセンサー部分と反射鏡が納まっています
面白いことにこのカメラ部分は
上についている太陽電池の部分と一緒に回っています
ひまわりの形みると下のほうが尖がっていてコマのようですね
まさにそのとおりでして、上の部分が回る仕組みなんです
何故回るかって言いますと
①スピン安定:
宇宙にあるものは重心の位置によって回転運動をします
それではカメラやアンテナが地球を向いてくれません
そこでコマのような一定方向の回転運動を自分から起こしてやると
コマの針を軸としたようにピンと立った安定した状態になるわけです
これをスピン安定方式といいまして古い衛星に使われていました
②画像取得のための左右の動き
ひまわりのカメラは内部に仕組まれた反射鏡の角度を
調整することで上下移動となります
では左右をどうやって動かすかというと
カメラそのものが回っているのです
この動きで地球を北から南へなめる様に映していきます
毎分100回転してたとの事ですのでかなりのスピードですね
最後にひまわりの下の部分
ここは地上へデータを送るアンテナや通信用の受信アンテナです
上の部分は毎分100回転してますが
アンテナが回ってたんでは通信がでいきません
そのためここだけを逆回転をすることで動きを相殺しています
こうして調べてみると複雑そうに見えてくるんですが
これでもまだ今と比べれば単純な作りみたいです
そのせいもあってかひまわり1号~5号は26年の間大きな事故もなく
運用ができたわけですが
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しかしその実態は只のリース好きだったりする
聖剣3リメイク・移植こないかなぁ
2010/07/28
遂に聖剣LOM、アーカイブス化でPSPに
移植しましたよ!こんなにうれしい事は無い